博士論文公聴会が終わりました

報告がちょうど1週間ほど遅れましたが,2011年2月9日に僕の博士論文「ウェブ情報の信憑性分析に関する研究」の公聴会発表が終わりました.朝9時からの発表だったので,見に来られる方は10人くらい,せいぜい審査委員の先生方と研究室の教員と博士学生数人だろうと思っていました.ところが僕の予想に反して,20人以上は来てくださった.研究室外の方も来てくださったのでとても嬉しかったです.来てくださった皆様,僕の拙い発表を見に来てくださって本当にありがとうございます. Continue reading “博士論文公聴会が終わりました”

数学記号の表記法に混乱する

論文や発表資料を作成しているときに数学記号の表記方法に迷うことが時々ある.数学記号の使い方に関する授業なんて無かった気がする.個人的にもちゃんと学ぼうとしてこなかったので今更ながらちょっと調べてみた.以下個人的なまとめ.

数学記号の使い方

「集合は大文字で斜体 or 直立体?」「関数は斜体 or 直立体?」なんかがはっきり分かって良かった(僕の理解は間違っていなかった!).微分のdは斜体ではなく直立体で表記するのは知らなかった.

研究室で学べること

研究室は研究を行うところだから就職希望の人間にとっては研究以外のことを研究室から学ぶことない,と思っている学生は少なくない気がする.「研究室は研究を行うところである」というのは間違えではないと思う.でも,研究以外のこと学べないというのは言い過ぎだし,むしろ機会損失をしていると思う.

経営理論,マーケティングを学ぶみたいにそもそも研究室で学ぶことができないものはあるけれども,いわゆる社会人基礎力みたいなものは研究室でも学べると僕は信じてる.というか,社会へ飛び出す前の最後の学びの場としての研究室だからこそ研究だけでなく社会に出るための基礎力を養うべきだと思う.以下学べること: Continue reading “研究室で学べること”

研究室に配属された新B4に初めの1ヶ月でやってほしいこと

新しい学部4回生が研究室に配属された.自分が配属されたときのことを思い出していたのだが,当時はいざ配属されたものの研究室で何をしたらいいのかも分からず,朝10時に研究室に来ては基礎情報処理試験の勉強をしていたくらいで特にやることが無かった(与えられもしなかった)ことを記憶している.

もちろん研究室によっては新B4に対する方針をしっかり最初から決めているところもあるのかもしれないがなかなかそんな研究室は無いと予想される.4月は教員の皆様が年度初めと言うことで会議やらなんやらで忙しい.面倒見の良い先輩がいれば相手をしてあげるのかもしれないが,そんな学生は多くはないし新B4全員の面倒を一気に見れるわけでもない. Continue reading “研究室に配属された新B4に初めの1ヶ月でやってほしいこと”

某国立大学情報学研究科の学位授与規定

修士課程や博士課程の終わりも近づいてくると「無事学位が取れるのだろうか?」と不安になるものだ. 研究発表しては指導教官の顔色をうかがうものだ.学位取得は指導教官のみぞ知るからである.

意外なことに(学生が知らないだけだが)学位授与には明確な規定なるものが存在しているそうだ.以下は某国立大学の情報学研究科の規定であるが,きっとどこの大学もこのような規定が存在していると思われる.一度調べてみると面白いかと. Continue reading “某国立大学情報学研究科の学位授与規定”

論文の書き方について

研究室では実験装置の使い方や方法論などは教えてくれるけれども,研究のやり方の基本を教えてくれる先生はあまりいないような気がする.「論文の書き方」 も研究の基本の1つだ.

よほど教育熱心な先生の場合は「論文調の書き方」から「構成の仕方」まで手取り足取り教えてくださるのあろうが,僕も含めてたいていの場合は人様の論文を読んで見よう見まねで書き方を覚える,というのが普通ではないだろうか? Continue reading “論文の書き方について”