論文の書き方について

研究室では実験装置の使い方や方法論などは教えてくれるけれども,研究のやり方の基本を教えてくれる先生はあまりいないような気がする.「論文の書き方」 も研究の基本の1つだ.

よほど教育熱心な先生の場合は「論文調の書き方」から「構成の仕方」まで手取り足取り教えてくださるのあろうが,僕も含めてたいていの場合は人様の論文を読んで見よう見まねで書き方を覚える,というのが普通ではないだろうか?

先日研究室の社会人ドクターのKさんとスタンフォード大学での研究生活の話をしていたときにちょうど論文の書き方に関する話になった.スタンフォード大学には論文の書き方の流儀があるらしく,そこにInfoLabに在籍する学生は論文の書き方をたたき込まれるそうだ.しかもスタンフォード大学のInfoLabのある先生は論文の書き方に関するプレゼンをランチミーティングにしたりしているという.Webに資料がアップロードされてるとの話を聞いたので,今回稚拙な日本語ながら翻訳してみた.良かったら参考に(科学技術論文の書き方TIPSへ飛ぶ).

内容が良くても論文の書き方が不味いために損をしている論文というのが僕の周りでもずいぶん多いと思う.論文の書き方は研究者の作法のようなものなのできちんと学んでおくべきだと思う.こういうノウハウをきっちり先生が学生に教える,さらにはコミュニティ内でそれを共有しようとするところがさすがStanford大学だと思った.日本の大学コミュニティでもそういう動きが活発に行われればなぁと思う.

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