沖縄のミツバチ

ミツバチの飼育数が最も多い都道府県はどこかご存じだろうか?答えは沖縄だそうだ.気温が下がる冬場はミツバチの繁殖が止まるが,一年中温暖な沖縄はいつでも養蜂ができるそうだ.

沖縄がハチミツで有名とは聞いたことがないので,不思議に思ったのだが,沖縄では養蜂の主たる目的がハチミツではないらしい.では,何目的か.答えは,ミツバチを農家に販売するためである.カボチャやヘチマのような植物は,雄花から雌花への受粉が必要となる.こういった植物の受粉に一役買っているのが,ミツバチである.ミツバチは農家の方々にとってなくてはならない労働力.この労働力を売るのをメインしているのが,沖縄の養蜂家なのだ.

ミツバチといえば蜂蜜しか頭になかったので,この話はかなり印象的だった.大量のミツバチに受粉というマイクロタスクを投げる農家さん.ウェブ上のクラウドソーシングとちょっと重なって見えた.

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