2020年3月2日〜4日にかけて,福島は郡山で開催が予定されていた国内学会DEIM2020.コロナウイルスの影響で,オフライン開催からオンライン開催に実施形態を変更.600人規模が集まる国内学会をオンライン開催するというのは,実に壮大な実験である(報道).
参加してみると,心配は杞憂であった.うちの研究室からは,
- 村田百葉, 山本祐輔, 「SmileGlasses:笑顔形成を促進するARメガネ」
- 鈴木雅貴, 齊藤史明, 山本祐輔,「確証バイアスとウェブ検索行動の関係分析」
- 齊藤史明, 山本祐輔,「QAサイトにおける質問応答に着目した気づきを促す問いかけの分析」
の3件を発表.うち1件を今日発表したのだが,研究発表,質疑応答ともに問題なく行えた.たしかに
- 会場の雰囲気が肌感覚で分からない,
- 質疑コメントをしていいのか,挙手をするタイミングが分かりづらい
- セッション後のオフライントークができない
などの問題はあるかもしれないが,運営側がそこまで気が回らないのは仕方がないだろう.これだけの規模のオフライン会議を初めて実施したのだから,今回の経験を次に活かすことでもっと素晴らしいオンライン学会にできると思う.
さて,今回のオンラインDEIM2020であるが,参加にあたって,運営側が「DEIM2020 オンライン開催 虎の巻」をまとめてくださっている.DEIMはデータ工学の学会で参加者は情報社会の発展に貢献しようとしているわけだから,今回の学会の知見をGitHub上のコンテンツに反映し,虎の巻を充実させることで,大規模オンライン学会の運営や参加方法がオープンソース化されたらかっこいいのになぁと思う.