山本祐輔の研究室では,名古屋市立大学大学院データサイエンス研究科から大学院生(修士課程)を受け入れています.
情報検索・情報推薦,意思決定支援システムといったAI技術を用いた情報アクセスシステムを題材に,人と情報のエコシステムを実現を目指した研究を行っています.当研究室の研究活動に興味があり,かつ意欲的な学生をお待ちしております.
事前相談は随時受け付けています.相談を希望される方は,メールにて気軽にご連絡ください.連絡先メールアドレスは以下の通りです.
※ 大学院受験を希望される方は,出願前に必ず山本と事前相談を行ってください.事前相談なしで受験された場合は受け入れすることができません.
受け入れ可能な専門分野 & トピック
山本祐輔の専門分野&トピックは以下の通りです:
- 情報検索(検索アルゴリズム,検索インタフェース,クエリ推薦,検索行動分析,情報組織化,search as learning)
- データ工学(データベースや機械学習の応用)
- ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(人間行動理解,行動変容,UI/UX,インタラクティブシステム)
- 情報の信ぴょう性
- ウェブサイエンス
学生受け入れの判断には,上記分野やトピックのいずれかに興味関心があることが前提条件となります.その上で,後述する「研究室のミッション」に関心があり,関連する研究テーマに一緒に取り組みたい学生をお待ちしております.
研究室のミッション
自分の行動や言動,考えをゆっくり振り返る(内省)することでこそ,自分が本当にしたいこと・するべきことを見つけられるのではないか.じっくりと時間をかけて対象と接することでこそ,人は「考える力」や「創造性」を発揮・鍛錬できるのではないか.わたしの研究室では,Slow Informaticsというコンセプトのもと,情報技術による自動化・効率化が進む社会において,人々に気づきを与え,じっくりと情報処理を行う機会を提供する情報インタラクション技術や方法論について研究開発を行っています.
以下は当研究室で現在取り組んでいる研究,あるいは過去に行った研究の一例です:
- Suggestive Chatbot: 注意深い意思決定を引き出すための,あえて答えを濁すチャットボット
- Search with bot: 網羅的な情報の探索を促すチャットボット
- CowSearch: 信憑性指向のウェブ検索エンジン
- Weasel Finder: 言葉を濁した表現を自動検出し,読み手に注意を促すウェブブラウザ
- Dispute Suggestion: 反証があるトピックを自動的に検索・提示するシステム
- みんなのウェブリテラシー診断: 批判的にウェブ情報探索を 行うためのスキル・マインドセットの評価尺度
- Personalization Finder: 自分にしか見えていない情報,他の人には見えている情報を顕在化する検索エンジン
- Filter Bubble Cam: フィルターバブルを体感するためのカメラフィルタ
- Privacy-aware snippet: プライバシーリスクの範囲と程度を実感させるウェブ検索エンジン
- 人工天啓: 悩みにあった名言を検索するシステム
- ウェブ検索中に笑いの機会をもたらす検索エンジン
- MoreStep: 実現可能で意義のある運動目標を設定するためのAIコーチ
- SmileGlass: 周囲の人の表情が笑顔に見えるARメガネ
- いつでもブレスト: ウェブ閲覧中におけるブレインストーミング再開タスクの割り込み
研究室の行動規範
リンク先ページの「行動規範」セクションをご参照ください.