Seabornで生成する画像にType 1のフォントを埋め込む

とある国際学会で発表する論文のカメラレディを提出したところ、「PDFファイルの中にType 3のフォントが埋め込まれているので、Type 1のフォントに置換して欲しい」との連絡があった。Type 1やらType 3やらの区別があることを初めて知った。該当箇所はSeabornで生成した画像中のフォントのようである。さくっと修正できるだろうと思っていたが、案外苦戦。

試行錯誤した結果、最終的には以下のコードを埋め込むことで解決。先人の知恵に感謝。

2017年度情報学方法論の受講者へ

静岡大学情報学部行動情報学科2年生のみなさん。本日のガイダンスによると、情報学方法論の授業は、いろいろな先生が情報学の方法論について60分間話をすることになっています。研究室を知ることも一応兼ねているそうですが、どんな話をするかは教員に任せられています。

そこでみなさんにお聞きします。どんな話を聞きたいですか?こちらのサイトにアクセスしてアンケートにお答えください。授業の参考にします。


候補トピック

研究室紹介:やまもとが行っている研究の一部を紹介します。

情報検索の仕組み:GoogleやYahoo!などのウェブ検索エンジン。どうやって情報を取得して、どうやって並び替えているのか?その仕組みについて解説します。

信頼できる情報システム:情報システムを有効に使ってもらうためには、情報システムの振る舞い、提供する情報に信頼性が備わっている必要があります。情報システムの信頼性とは何かについて解説します。

ヒューマンコンピューテーションとクラウドソーシング:データ集めや実験に協力してくれる人を探すのは大変ですよね。近年では、インターネットを通じて不特定多数の人に力を借りコンピューテーションを行う、クラウドソーシングという仕組みが注目されています。それを研究やサービス作りに活かす方法について解説します。

伝わる情報デザイン:同じような内容を伝えているはずなのに、伝えたいことが伝わらない情報デザインは何が悪いのか。プレゼンテーションのスライドのデザインから、デザイナでなくても伝わる情報デザインを行う方法を解説します。


アンケートサイトは以下:
https://goo.gl/forms/59Pxp6W30RRCFTg03

 

東北地区大学図書館協議会で招待講演を行いました

2017年9月22日(金)に、秋田市はぎわい交流館 AUにて開催された「東北地区大学図書館協議会 第72回総会」で招待講演を行ってきました。

依頼をいただいたときは、「図書館の専門家でもない僕がなぜ招待されるのか」と疑問に思いましたが、URAと研究者の両方の経験を持っているとのことでお声がかかったようです。

当日の発表資料は以下で閲覧することが可能です。多少なりとも図書館や大学の研究推進に参考になれば幸いです。

ノスタルジックな当たり屋情報

連休をまったり過ごしていると、妻の職場から妻に電話がかかってきた。「浜松市に当たり屋集団が来ているから気をつけてください」とのことだった。てっきり仕事の電話かと思っていたのに、仕事とはまったく関係のない内容だったから拍子抜けだった。こんな内容をなぜわざわざ職場が連絡してくるのかに関しても違和感を覚えたが、いかんせん内容が胡散臭い。情報ソースについても不明。そもそもドライブレコーダーがある今日、当たり屋なんて仕事になるのか。

すぐさま浜松市ホームページや警察のホームページを見たが、何も情報はない。Twitterで検索してみると、「浜松市に当たり屋が来てるから気をつけて」的なツイートが散見された。危険なナンバープレートの一覧が記された怪文書の画像もアップされている。ますます胡散臭い。

ウェブ検索で当たり屋を調査してみた。どうやら昔からあるデマ情報だそうだ。80、90年代年代に出回ったデマらしい。案の定、怪文書の内容もよく似たものだった。なぜ、今このタイミングでこのデマ情報が流れるのか、発信源はどこだったのかだろうか。立命館大学サトウタツヤさんの調査によると、この当たり屋デマ情報は数年に一回程度発生しているそうだ(サトウタツヤさんのHPの見た目が良い。見た目で判断するな、というメッセージを勝手に受け取りました)。

今回の当たり屋情報が最終的にTrueかFalseなのかは分からないが、いつの時代も変わらず、人はデマっぽい情報に振り回されてしまうのかと思うと、どっと疲れた。これだけインターネットが発達しているのだから、すぐに調べられるはずなのに… やっぱり情報を読み解く力は向上していないのか。今も昔もそう変わらないのか。それでいて、インターネットの利用は拡大しているから、余計にタチが悪い。根深い、根深い。

追伸:
今朝浜松市のホームページを確認したら、「当たり屋情報については浜松市では把握していない」という通知が出ていた。

「ポスドクになるためには?」と行かれたので

京都を去る前に、ある学生団体から「ポスドクになるためには?」というイベントに登壇して欲しいとの依頼があった。ポスドクを経験した身としては、とても違和感を感じるタイトルである。

長い間放置していたが、イベントで話そうと思った僕が知ってるポスドク情報を下記ページに簡単にまとめてみた。興味のある方はご覧ください。

「ポスドクとは何かと聞かれたら」の詳細ページ

「行列のできるURAお悩み相談所」の狙いについて

2013年11月18-19日に開催された第3回URAシンポジウム・第5回RA研究会「行列のできるURAお悩み相談所」という企画を実施した.企画の狙いに関して,文書で発表する機会がなかったので,この場を持ってちょっとだけ説明しようと思う. Continue reading “「行列のできるURAお悩み相談所」の狙いについて”

僕がアートに関心を持つ理由

情報学の研究者で,アート門外漢な僕がアートに関心をもった理由.それは,アートそのものよりもアーティストの生き様にある.既成概念にとらわれず,新しい世界観をまっすぐに表現しようと格闘するアーティスト.そんなアーティストの生き様が,僕はとても好きだ.

ところで,アーティストと研究者との間に,僕はある種の類似性を感じている.研究者にもさまざまなタイプが存在する.(1)真理を探求を目指す研究者.(2)社会問題の解決を目指す研究者.そして,(3)新しい世界観を創造し,それを世に問う研究者.アーティストの考え方に触れるたびに,フィールドや表現方法が違えど,(特にタイプ(3)の)研究者とアーティストとの間に共通の生き様を感じるのだ. Continue reading “僕がアートに関心を持つ理由”

異文化交流によって新たな視点を得る

文化が違えば,同じものに対しても考え方が全く異なる.今日はそれを改めて感じる出来事があった.

中国人の友人Hくんはとても日本の文化に詳しい.特に,日本のアニメや漫画にはやたら詳しい.約2時間おきに,”Hey Yusuke. Do you know future dairy(未来日記)?” という感じで嬉しそうに質問してくる.正直疲れる.

さて,そんなHくんがたまたま今日ウルトラマンの話題を振ってきた. 僕は初代ウルトラマンが最後に死ぬシーンがとても印象に残っていたので,そのことを彼に言った. しかし,彼はなんとそのシーンを知らなかった. Continue reading “異文化交流によって新たな視点を得る”