2013年11月18-19日に開催された第3回URAシンポジウム・第5回RA研究会で「行列のできるURAお悩み相談所」という企画を実施した.企画の狙いに関して,文書で発表する機会がなかったので,この場を持ってちょっとだけ説明しようと思う. Continue reading “「行列のできるURAお悩み相談所」の狙いについて”
投稿者: tricycle
僕がアートに関心を持つ理由
情報学の研究者で,アート門外漢な僕がアートに関心をもった理由.それは,アートそのものよりもアーティストの生き様にある.既成概念にとらわれず,新しい世界観をまっすぐに表現しようと格闘するアーティスト.そんなアーティストの生き様が,僕はとても好きだ.
ところで,アーティストと研究者との間に,僕はある種の類似性を感じている.研究者にもさまざまなタイプが存在する.(1)真理を探求を目指す研究者.(2)社会問題の解決を目指す研究者.そして,(3)新しい世界観を創造し,それを世に問う研究者.アーティストの考え方に触れるたびに,フィールドや表現方法が違えど,(特にタイプ(3)の)研究者とアーティストとの間に共通の生き様を感じるのだ. Continue reading “僕がアートに関心を持つ理由”
【Credibility for the 21st Century】6.「情報ソース = 組織」である場合
組織の信憑性(organizational credibility)
- 会社や団体といった組織(organization)着目した情報ソースの信憑性に関する研究も行われてきた.
- 組織を情報ソースとする信憑性研究では,顧客の態度や行動に影響を与える要因解明が行われてきた(Gass & Seiter 1999).
- 広告やマーケティング分野の文脈では,企業の信憑性(corporate credibility),団体の信憑性(institutional credibility),広告主の信憑性(advertiser credibility),小売業者の信憑性(retailer credibility)が研究されてきた.
- 企業信憑性 = 「顧客や投資家が企業の信頼性や専門性をどの程度信用するかの度合い」(Goldsmith, Lafferty and Newell 2000)
- 組織の信憑性の背景には,メッセージというものは個人ではなく,むしろ長年の経験や情報を持つ複雑な組織構造から発信されるものである,という考え方がある.
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【Credibility for the 21st Century】5. 情報ソースの信憑性に係る様々な要素
様々な要素
- 1960年代から1970年代の情報ソースの信憑性に関する研究では,メッセージの受け手に信憑性を感じさせる要因の解明に力点が置かれた.
- 研究者の多くは,信頼性(trustworthiness)と専門性(expertise)が情報ソースの信憑性に係る2大要因であることを明らかにしたが,その他にも力強さ(dynamism)や落ち着き(composure),社会性(sociability)といったものも情報ソースの信憑性に影響があることを明らかにした(Berlo, Lemert, & Mertz 1969,Gass & Seiter 1999, Jurma 1981, McCroskey 1966, Perloff 1993, Whitehead 1968).
- 情報ソースの信憑性の研究においては,メッセージの受け手に信憑性があると思われる話者は「専門能力あり,信頼感(正直さ,真っ直ぐさ)があり活気があり,落ち着きがあり,気立ての良い人」とされる.
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【Credibility for the 21st Century】4. 情報ソースの信憑性
情報ソースの信憑性の定義
- 情報ソースの信憑性の定義:「メッセージの発信する人間を信用するかに関する受け手側の判断」(O’Keefe 1990, Wilson & Sherrell 1993)
- 情報ソースの信憑性に関する研究は1940年代に始まった.情報ソースの信憑性は説得力のある話者の特性として研究が進められた.
- 信憑性は第2次世界大戦中に生まれた学問である.アメリカ合衆国政府は,大衆の戦争に対する支持を得るための方法として信憑性に着目.
- Carl Hovland @Yale大学が「説得理論」の構築を目指し,コミュニケーションと態度変容に関する研究をスタート.
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【Credibility for the 21st Century】3. 信憑性研究の歴史
歴史
- 信憑性に関する研究は「説得プロセス」における要素として注目されて研究が始まった.
- 当初は,個人や組織の説得に与える要因として情報ソースの信憑性(source credibility)に着目して研究が行われた.
- 2番目の要因として注目されたのは,情報ソースから発信された「メッセージ自身の信憑性(message credibility)」
- 他にも,特定の情報媒体に着目して情報媒体の信憑性(media credibility)を相対的に分析するという試みも行われた.
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【Credibility for the 21st Century】2. ウェブ情報の特徴
ウェブ情報の特徴1: ゲートキーパーの不足
- 新聞や書籍,雑誌,テレビなどは,一定レベルの事実確認,内容のチェック,編集チェックを受けている.
- 同様のチェックが,ウェブ情報に対して必ずしも行われているわけではない.
- 「オンライン新聞サイトや有名なポータルサイトは内容のチェックを受けている」という声もあるだろうが,そういうサイトは広大なウェブ世界ではむしろ少数派.
- ウェブ情報の大半は非公式な情報であり,どの程度内容の精査がされているのかは不明.
- 内容チェックを受けなくても情報発信できるということが,正確な情報をウェブで発信しなければという社会的なプレッシャーを低減させる(Jonson and Kaye 1998).
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【Credibility for the 21st Century】1. イントロダクション
ウェブの出現により問題になりつつあるオンライン情報の「信憑性」
- ウェブの登場によって多様な情報に簡単にアクセスできるようになった.
- ウェブ上には不正確であったり,偏った情報が存在する(Caruso 1999,GomdaWeb 1998, Shaw 1998, Sundar 1998,Null 2000,Ward 1997)
- だからこそ,既存のメディアとは異なる情報のコントロール,評価,検証が必要となる.
- ウェブ情報の信憑性に関する問題は研究者にも認識されつつある.
- ウェブ情報の信憑性に関する国際ワークショップ例:WICOW2008, WICOW2009, WICOW2010, WebQuality2011, WebQuality2012
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異文化交流によって新たな視点を得る
文化が違えば,同じものに対しても考え方が全く異なる.今日はそれを改めて感じる出来事があった.
中国人の友人Hくんはとても日本の文化に詳しい.特に,日本のアニメや漫画にはやたら詳しい.約2時間おきに,”Hey Yusuke. Do you know future dairy(未来日記)?” という感じで嬉しそうに質問してくる.正直疲れる.
さて,そんなHくんがたまたま今日ウルトラマンの話題を振ってきた. 僕は初代ウルトラマンが最後に死ぬシーンがとても印象に残っていたので,そのことを彼に言った. しかし,彼はなんとそのシーンを知らなかった. Continue reading “異文化交流によって新たな視点を得る”
J1ビザ取得
昨日,アメリカ留学に必要な「J1ビザ」の取得のために大阪のアメリカ領事館まで面接に行った.一昨日まで立て続けに国際会議へ出張していたため,面接に必要な書類の準備,面接対策など全くできていなかった.それゆえ,無事ビザを取得し6月からアメリカに行くことができるのか非常に不安だった.結果としては無事ビザが取得できそう.
以下にJ1ビザ取得に用意した書類,面接で聞かれたことをまとめておく. Continue reading “J1ビザ取得”