文化が違えば,同じものに対しても考え方が全く異なる.今日はそれを改めて感じる出来事があった.
中国人の友人Hくんはとても日本の文化に詳しい.特に,日本のアニメや漫画にはやたら詳しい.約2時間おきに,”Hey Yusuke. Do you know future dairy(未来日記)?” という感じで嬉しそうに質問してくる.正直疲れる.
さて,そんなHくんがたまたま今日ウルトラマンの話題を振ってきた. 僕は初代ウルトラマンが最後に死ぬシーンがとても印象に残っていたので,そのことを彼に言った. しかし,彼はなんとそのシーンを知らなかった.
これは見せねば.そう思い,YouTubeを検索し該当シーンを二人で視聴.おおよそのストーリーは以下の通り:
- 最強の宇宙怪獣ゼットンが地球にやってくる
- 科学特捜隊が応戦するものの歯が立たない.
- お決まりどおりにウルトラマンが出場
- 必殺のスペシウム光線を放ったものの,跳ね返されてウルトラマン死す
- 科学者の一人が(豆鉄砲みたいな)必殺の兵器を開発したと突然言いだし,それを科学特捜隊に渡す
- 科学特捜隊がゼットンめがけて必殺の兵器を放つ.一撃でゼットンを撃破
H君は大爆笑しながらウルトラマン最終話をこうまとめた.
「ちびっ子が大好きなウルトラマンは格闘技(や特殊攻撃)を使って悪者を倒すけど, やっぱり科学技術が最終的には勝利する.科学を勉強しなさいという教訓をちびっ子に教えたかったんだね」
全く考えもしなかった意見であった.中国人Hくんは僕がこれまで考えもしなかった視点を入れてくれた. 異文化交流はとても新鮮である.