プライベートな記事は管理者しか閲覧できないカテゴリで書いていたのだが,RSSフィードではすべての記事が配信されていたようだ.心ある先輩がわざわざ教えてくださった.多謝です.
さて,WordPressにて特定カテゴリの記事をRSSフィードに表示させないようにするには,以下のコードをfunctions.phpの末尾に追加すればOKのようだ.ウェブ上に転がっているコードを少しだけ変更.同じことで困っている人の役に立てば幸い.
気づきの情報インタラクションデザインの研究をしている人
プライベートな記事は管理者しか閲覧できないカテゴリで書いていたのだが,RSSフィードではすべての記事が配信されていたようだ.心ある先輩がわざわざ教えてくださった.多謝です.
さて,WordPressにて特定カテゴリの記事をRSSフィードに表示させないようにするには,以下のコードをfunctions.phpの末尾に追加すればOKのようだ.ウェブ上に転がっているコードを少しだけ変更.同じことで困っている人の役に立てば幸い.
2020年にもなるのに,未だにSSL対応していなかった本ウェブサイト.重い腰を上げて,ようやくSSL対応した.
をサクサク終わらせる.やればすぐ終わるのに,なぜ今まで手を付けなかったのか?怠慢である.
Let’s Encrypt様,今後ともどうぞよろしくお願いします.
研究室の学生(修士1年生)である梅田浩郎君,中野裕介君との共著論文がthe 21st International Conference on Information Integration and Web-based Applications & Services (iiWAS2019) に採択されました.論文情報は以下の通りです:
論文は2019年12月にACM Digital Libraryで公開予定です.
2019年9月8 – 9日に東京で開催されたWebDBフォーラム2019にて,兵庫県立大学の山本岳洋准教授との共同研究である「批判的なウェブ検索を促進するクエリプライミング」に関する論文が最優秀論文賞に選ばれました.
WebDBフォーラム最優秀論文賞は,情報処理学会論文誌:データベース(TOD)で採択された一般論文およびテクニカルノートの中で,最も優れた論文に与えられる賞です.
山本祐輔, 山本岳洋
批判的なウェブ検索を促進するクエリプライミング
情報処理学会論文誌: データベース (TOD80), Vol.12, No.1, pp.38-52, 2019年1月.
京都大学の山本岳洋准教授との共同研究 “Analyzing the Effects of Document’s Opinion and Credibility on Search Behaviors and Belief Dynamics” がACM CIKM 2019にフルペーパーにて採択されました。
本論文では、検索開始時にユーザが有する信念に反する情報を検索結果上位に表示することで、批判的なウェブ情報検索を促す検索インタラクションの設計について分析を試みています。
後日プレプリント版論文や発表資料をアップする予定です。
研究室の学生(修士1年生)である齊藤史明君との共著論文”Highlighting Weasel Sentences for Promoting Critical Information Seeking on the Web”がthe 20th International Conference on Web Information Systems Engineering (WISE 2019) にフルペーパーで採択されました。
論文情報は下記の通りです.
Fumiaki Saito, Yoshiyuki Shoji and Yusuke Yamamoto: Highlighting Weasel Sentences for Promoting Critical Information Seeking on the Web, Proceedings of the 20th International Conference on Web Information Systems Engineering (WISE 2019), Hong Kong, China, November 2019 (52/211 = 24.6%)
研究室配属調整の結果,2019年度に山本の主宰する研究室に配属される3年生が決定しました.今年は行動情報学科から3名,情報社会学科から1名の学生が配属されることになりました.
2019年の後期から外国人の留学生が1名来る予定もあり,今年度後期から学生14名,教員1名の体制で研究室活動を行っていくことになります.
大変です.
今年も研究室配属の季節がやってきました.山本にとっては静岡大学に来て3回目の研究室配属となります.昨年,一昨年の研究室選びでも述べてきましたが,研究室は大学の研究・教育活動の中心です.ところが,研究室によって研究教育のスタイル,生活スタイル,文化が大きく異なります.したがって,どこの研究室を選ぶかが学生の皆さんの
に大きく影響します.「たかが研究室選び」と思わず真剣に考えてみてください.なお,友達が「 XX先生の研究室は良いと思う」と言うからといって,自分もその研究室を選ぶという選び方はやめましょう.理想とする研究室の姿は,選ぶ学生(および研究室の主宰者)の価値観によって異なります.後述する視点を参考に,自分が研究室に何を求めているのかを考えてみてください.その上で,山本の研究室への配属を希望するか否かどうかを考えてみてください.
以下では研究室選びのポイント,および山本祐輔が主宰する研究室のポイントをお伝えします.
以下の質問に答えてみてください.当研究室を希望する学生で、3つ以上の質問に「はい」と答えた方.当研究室はあなたの希望に合わないと思われます.2つ以下の方.当研究室の文化にマッチする可能性があります.どちらの方も以下の記事を読み進めて,当研究室へ配属希望を出すかをじっくり検討してみてください.
質問リスト
ここ2〜3年の研究室配属の様子を鑑みて,学生の皆さんに特に考えて欲しいと思った2,3点を研究室選びのポイントとして挙げます(他のポイントが気になる人は,「研究室を検討している学生のみなさんへ(2017年度,2018年度)」をご覧ください).
みなさんは,研究室を「大卒という資格を得るための最後の試練の場」として考えているでしょうか?それとも「研究活動を通じて知識・スキルを身につける場,面白い発明・面白い発見にチャレンジする場」と考えているでしょうか?どちらを重視するかは,研究室選択を考える上で重要な羅針盤となります.
静岡大学に限った話ではありませんが,楽に卒業させてくれる研究室も世の中には存在しています.大学の存在が「就職に向けた大卒資格を得るためだけの場」として認識している人が多くなってきている今日において,「できるだけ効率的に大卒資格を得たい.そのためには楽な研究室に入りたい」と思うことは,不思議なことではありません.(研究室の主宰者が公にするかはともかく)楽に卒業したいという願いを叶えてくれる研究室はきっと存在するので,もし楽をして卒業したいというのであれば,先輩などを通じて情報を仕入れてみてください.ちなみに後述しますが,当研究室は楽ではありません.
まず一番に考えて欲しいのは,研究室が行っている研究の内容が自分の興味と合うかです.研究を真面目に行っている研究室であれば,研究室主宰者(当研究室であれば山本)が
に関する情報を提供してくれるはずです.それを参考にしながら,「これは面白い」と思える研究を行っている研究室を探してみてください.卒論であれば約1年,修論であれば約2年は(嫌でも)学生が主体的に研究に取り組むことになります.ですので,たとえ研究室の雰囲気が自分にマッチングしていたとしても,自分が興味のある研究でなければ気力が続かないと思います.
コアタイムとは,(授業時間を除いて)研究室に滞在するべき時間帯のことを指します.例えば,「月から金曜日の朝10時から夕方5時までは研究室にいてください」といったように,学生が研究室に滞在すべき時間が設定されている場合があります.コアタイムが設定されているかは研究室によります.また,コアタイムの内容も研究室によって様々です.例えば,コアタイムを厳格に決めている研究室もあれば,「1日7時間は研究室にいてください.ただし,昼の1時から3時の間さえ研究室に来てくれれば,あとの5時間はどの時間帯(例:夜中)に研究室来て作業してもらっても構わない」といった設定の仕方をしている研究室もありえます.もちろん,コアタイムがない研究室もあります.
コアタイムには時間を拘束されるというデメリットが存在しますが,以下のようなメリットも存在します:
いったん研究室に配属されれば1年以上は同じ研究室で過ごすことになるので,研究室メンバー,特に学生の雰囲気は大事です.特に,研究時間内外で研究室メンバーとフランクなコミュニケーションがとれるかどうかは大事です.関連して,研究がうまく進まなかったときに気軽に相談できるか(後輩を指導してくれるか)なども大事な視点です.研究室を選ぶ際には,「学生が楽しそうにしているか」「先輩とのコミュニケーションはとりやすそうか」「 研究室生活は充実しているか」を確認するようにしましょう.
以下では,先の研究室選びのポイントに沿って,山本が主宰する研究室について記します.
1つの価値観に縛られた社会に未来はあるのでしょうか?価値観に縛られた社会はタコツボ化し,いずれはどん詰まりになり,前に進む力を失うことでしょう.既存の価値観では対応できない新たな問題が現れたとき,それを解決することはできないでしょう.また,価値観が固定化された社会は変化に乏しく,新鮮味・面白みにかけることでしょう.
活き活きとした未来をつくっていくために,現在の延長線上にある社会課題を解決していくことはもちろん重要です.しかし,僕はそれ以上に考えられうる未来のシナリオを増やすこと,すなわち「未来の多様性」を高めることが重要だと思っています.そのためには,未来をつくる人々,未来に生きる人々が変化・行動を起こすことに前向きになり,新たな価値観を生み出そうとするきっかけや環境が必要と考えます.
そこで,山本が主宰する研究室では以下のミッションを掲げて研究を行っています.
人々の思考の活性化,認知能力の拡張および前向きな態度・行動を促進する情報インタラクションデザインあるいはメディア表現に関する研究を行う
具体的には以下のような研究プロジェクトを行っています.
以下は,当研究室で行っている研究活動の「学問的/技術的バックグラウンド」です.
これまで当研究室で学生が行ってきた研究テーマを以下に記します:
山本自身が筆頭で行っている研究プロジェクトの詳細については,山本の個人ウェブサイトをご覧ください.
当研究室はがっつり研究をする研究室です.ガチです.以下ではどのように研究室活動を行っているかを記します.
研究テーマは学生と相談しながら決めます.テーマ設定は比較的自由にできますし,学生が希望するなら教員から研究テーマを与えることも可能です.いずれにせよ,簡単に達成できるようなテーマは設定しません(例:すでに誰かが行っている研究を改良し精度をUPさせるような研究).ミッションに掲げたように,山本は未来社会の多様性を高めるべく,本気で「人々の思考の活性化,認知能力の拡張および前向きな態度・行動を促進する情報インタラクションデザインあるいはメディア表現に関する研究」を行おうとしています.チャレンジングなテーマを設定し,何か新しいことを世の中に出したい,と思う方はぜひ研究室に来てください.誰もやっていないことを研究するのは大変なことですが,達成したときは充実感がありますし,研究を通じてさまざまなスキルが磨かれます.なお,山本のスタンスとして,学生がスキルを磨き研究を進めるためであれば,サポートは惜しみません.求められれば積極的にサポートします.また,結果が出なかったとしても一生懸命やっている学生は評価します.
研究活動を進めるために,当研究室では以下のようなイベントを行っています.
また,年間を通じて他大学の研究室との合同研究会や学会発表を行っています.詳しいメニューについては「ある研究室の定例イベント & 年間スケジュール」をご参照ください.なお,土日・祝日,夏休み・春休みはきっちりと休みます.
今年度からは研究室にコアタイムを設ける予定です.いまのところ,月曜日から金曜日の13時〜17時をコアタイムとして設定する予定です.この時間帯は研究室に滞在してください(授業で研究室を離れることはOK).コアタイム中は研究に関連する活動を行ってもらいますが,やるべきことを済ませたら研究室で何をしてもらっても構いません.
※ コアタイムを設ける代わりに,時間帯を設定せずに週20時間は研究室に滞在することをルールとして設けることも検討しています(上記コアタイムとそう滞在時間はほぼ同じ).
必須ではありませんが,特段の理由がないのであれば,大学院(修士課程)へ進学を推奨します(2017年度生は6名中3人が進学.2018年度生は6名中3人が進学予定).理由は以下の通りです:
修士課程に進んだ方がよい理由については,「大学院博士前期課程(いわゆる修士課程)進学のすすめ」にその詳細を記しています.
これまで記した文章を読んでいただくと,当研究室は研究を割と真面目にやっている研究室,いわゆる「ガチ研究室」であることが少しは分かっていただけたかと思います.ということで,楽に卒業したい学生は当研究室への配属を希望しないことを強く推奨します.楽に卒業したいとはどういうことかが自分でも判断がつかない人は,以下の質問に答えてみてください.3つ以上の質問に「はい」と答えた学生については,当研究室では「楽に卒業したい」という人と見なします.当研究室への配属希望申請はご遠慮ください.
質問リスト
静岡大学で指導している修士1年生の齊藤史明君,中野裕介君が,2019年度前期行動情報学科長賞を受賞しました.同君は2019年度データ工学と情報マネジメントシンポジウム(DEIM2019)において学生プレゼンテーション賞を受賞し,そのことが今回の賞の受賞につながりました.
齊藤君,中野君,おめでとう.
DEIM2019をもって2018年度卒業生の卒論研究活動が終わった.また4月から2019年度生の卒論研究が始まる.
当然ではあるが,はじめて卒業研究に取り組む4年生は研究とは何か,卒業研究の合格基準は何か,そもそも卒業研究の目的は何かを知らない.昨年度は口頭では説明したがうまく理解してもらえたかどうか分からない.
この話は,学生には早い段階でしっかりと理解してもらうべきだと思い,「卒業研究を始める学部生へ」という記事を書いた.割ときつめに書いた箇所もあるが,この記事内容を踏まえた上で卒業研究に取り組んで欲しいな.