このページは,社会においてウイルス感染の拡大・収束する様子を単純化してシミュレーションするものです.ワシントンポストの「コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか 」の記事を読み,年齢分布や社会的距離の程度を色々変えてシミュレーションしたくなったので,ワシントンポストのシミュレーションを真似てシミュレータを自作しました.なお,このシミュレータは単純化しているので,現実のウイルス感染の拡大・収束の様子を反映したものではありません.
青色の丸印は健康な人を表しています.一方,赤色の丸印はウイルスの感染者を表しています.青色の丸が赤色の丸と衝突すると,健康な人とウイルス感染者が濃厚接触したと見なし,健康な人はウイルスに冒されたことにします.ウイルス感染者は一定時間が経つと回復し,抗体を持ちます.回復した人は緑色の丸印で表しています.一度抗体を持った人は,ウイルス感染者と接触してもウイルスには感染しないと仮定します.
このシミュレータでは,ある街の100人の人間が暮らしているとして,ウイルス感染の拡大・収束の様子をシミュレーションします.初期値として,100名のうち健康な人が99名,ウイルス感染者が1名存在するよう設定しています.100名は移動速度が速い「若者」と動きがゆっくりな「高齢者」で構成されています.若者・高齢者の比率はスライダーで調整できます.また,「活動の自粛要請」に従う人の割合も調整できます.
このシミュレータでは,ウイルスに感染すると一定の確率で回復せずに「丸印が消える(重篤化)」と仮定しています.重篤化率もスライダーで調整することが可能です.