Category Archives: 研究室生活

科学コミュニケーション

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予想だにしていなかった方面から突然電話が掛かってきた.電話の内容は僕の研究と関連する諸処の質問であった.電話をかけられてきた方は情報検索やウェブマイニングの専門家ではなく,ましてや研究者ではない一般の方である.

 

諸処の質問があった後,話の流れで僕の研究のことについて突然尋ねられた.「ざっくり言うとどんな感じのことをやっているんですか?」と.よく考えると,最近は同分野の専門家の人,もしくは異分野の研究者の方にしか自分の研究について話をしていなかったため,一般の方に研究について,しかもものすごく短時間で説明する機会なんてほとんど無かった事に気付いた.

 

背景知識も異なるし,所属している文化も異なる,ましてや職業も全く異なる人に学術的な話をするのは,研究発表以上の「思いやり」が必要だ.学者として意見を求められた場合は(学会発表以上に?)発言に責任を持たないといけないということにも気付かされた.

研究者は論文や特許を書くといった学術的貢献も大事だが,自分の研究成果を社会に対して発信・還元するということも重要な任務だ(少なくとも僕はそうしたいし,そうあるべきだと思う).そうすると,研究を”一般の方”に分かりやすく伝えるためのいわゆる”科学コミュニケーションスキル”が絶対必要になる.他の研究者に自分の研究を理解してもらうために,もっと言うと学会発表で賞をもらうために研究を伝えるために科学コミュニケーションスキルは重要であるとは思っていたが,科学コミュニケーションとは究極的には”対一般人”を意識して鍛えるべきなのかもしれない.一般の方にに理解してもらえてこその科学コミュニケーションである.

 

正直,研究者は論文さえ書ければ生きていけたりする.だから一般の方向けの科学コミュニケーションスキルなんて必要ない,なんて思っている方がいるとしたら残念なことである.世間の目が研究に向いて欲しいと思うのであれば,やっぱり研究のすばらしさ・おもしろさを伝えるためのスキルは磨くべきだと思う(研究内容とはまた別に).研究の目的の1つに社会貢献があるのなら尚更のことである.科学コミュニケーションスキルの鍛錬は研究者の義務.鍛錬しよう.

博士論文公聴会が終わりました

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報告がちょうど1週間ほど遅れましたが,2011年2月9日に僕の博士論文「ウェブ情報の信憑性分析に関する研究」の公聴会発表が終わりました.朝9時からの発表だったので,見に来られる方は10人くらい,せいぜい審査委員の先生方と研究室の教員と博士学生数人だろうと思っていました.ところが僕の予想に反して,20人以上は来てくださった.研究室外の方も来てくださったのでとても嬉しかったです.来てくださった皆様,僕の拙い発表を見に来てくださって本当にありがとうございます.

 

学位審査の結果ですが,おかげさまで無事合格させて頂けました.何もかも終わった感があり,一気に脱力しました.とりあえず「良かった」の一言に尽きます.

 

最後に… 僕は一人で研究できるほどの研究者としての素質はありません.正直かなり微妙だと思います.正数学的に頭が切れるわけでもないし,すばらしいアイデアをポンポンと思いつく発想力もないです.話を整理したり抽象化したりする力も乏しいです.理解能力に関しては本当に悲しいくらいありません. そんな僕でも最後まで諦めずに研究を続け無事公聴会を終えることができたのは,色んな人が色んな面から僕を助けてくれたからだと思っています.みなさん,本当にありがとうございました.

 

※ 公聴会に用いたスライド,博士論文はコチラのページで閲覧することができるようにしました.

良い質問と良い発表

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いつも参考にさせて頂いているkusukusu105さんのつぶやきに改めて考えさせられるつぶやきがあった.以下はそのつぶやきである:

大事なのは、質問は何のためか、誰のためか、ってこと。質問は相手のためである、だから、相手がその質問について考えることが、大きなブレイクスルーを産むような質問が、いい質問。共同作業。発明塾でも、立命館でも、それがテーマの一つ。

 

良い質問とはどんな質問かを考えたとき,「みんなが疑問に思うこと」が良い質問ではないかと思う人も多いのではないか.しかしそれでは発表者にはなんの旨みもない.質問したいことのみを質問するというのは聴衆の自己満足に終わっていることの方が多いのだ.(場の定義にもよるが)本来,ミーティングにおける発表およびそれに対する質疑は,発表内容を深めるための場である.質問者も発表者も内容について深く考え,最終的にお互いがハッピーになるような議論をすることが望ましい.

 

発表者も聴衆もお互いの時間を削って発表に挑んでいるので,お互いにとって発表および議論の場がハッピーになるようにする努力をする必要がある.そのためには聴衆は上で述べたように自己満足に陥らないような質問をするよう努力すべきである.

 

一方で,発表者も努力をすべきだ.良い質問が返ってこない理由は良い発表をしていないことであることが多い.良い質問を頂くためには,聴衆に内容を理解させ,議論を促すような内容や工夫を行うべきである.これまでの作業報告を漫然と行うだけで有益なコメントが頂けると期待してはいけないかと思う.

 

良い発表をすれば良い質問が頂けるし.良い質問をすれば発表者も発表の中身を深め議論を行うことができる.聴衆がした良い質問によって議論が起こり中身が深まれば質問者も嬉しい.発表者も嬉しい.こういう流れをしっかり作ることが,発表者や質問者のミーティングへの参加モチベーションをUPさせることにもつながると僕は信じている.

 

余談:
「良い」質問を 行うというスキルは学術であれ社会であれ,どんな場面でも必要となる普遍的なスキルだ.普段からトレーニングしていないと身に付けることは難しいが,大学研究室なんかだとゼミなんかが頻繁に行われているので良いトレーニングの場になると思う.なので,「私は社会に出て活躍したいから研究には興味がありません.よって,ゼミなんかまじめに出席したくありません」という就職活動一直線の学生もせっかくだし,ゼミの場を利用して「良い」質問を行うためのトレーニングをしたらいいのになぁ,なんて思う今日この頃.

博士論文提出までの道のり

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研究室用内部メモ.以下に博士論文(以下D論)提出まで山本が行ってきたことをメモとして記す.

博士論文提出に当たって

  • (先生は英語を望んでいるが)執筆は日本語でも英語でもOK.
  • 論文のテンプレートは自由.
    • 日本語テンプレートサンプルはコチラからダウンロード可能.
  • D論受理までのプロセス:
    1. 専攻会議に草稿提出
    2. 審査委員決定
    3. 予備審査(研究発表)
    4. 学位論文審査願提出
    5. 公聴会
    6. (研究科会議にて)学位授与審査および議決
    7. 学位授与
  • 審査委員は学内から(指導教員を含めて)3人選ぶ必要がある.
  • 予備審査申請に必要な書類:提出先は指導教員
    • 論文題目を明記した研究概要(A4版1枚)
    • 研究経過報告書を[在籍年数×2 – 1]期分(満3年で卒業なら5期分)
    • 論文の草稿(この時点で完成している必要はない)
    • 業績リスト
    • 発表論文別刷
  • 学位論文本審査に必要な書類等:提出先は情報学研究科事務(入手先はコチラ
    • 学位論文審査願
    • (ファイリングされた)学位論文 3通
    • 論文目録 3通
    • 履歴書 4通
  • 公聴会審査直後(直前)に提出するもの:提出先は指導教員
    • 学位論文調査報告書1(タイトル,申請者,調査委員等の諸情報)
    • 学位論文調査報告書2(報告書本体)
    • 学位論文内容要旨
  • 学位論文本審査合格後に提出するもの:提出先は情報学研究科事務
    • 製本された学位論文

予備審査について

  • 学位取得の最大の山場.ここをパスするまで延々と予備審査を受け続けることになる.
  • 部屋の鍵開け,鍵締め,プロジェクターの準備等は発表者自ら行う.
  • 用意するもの
    • 発表資料を印刷したもの
    • (念のため)学位論文草稿を1部
    • (審査会場に無ければ)プロジェクター,ポインター
  • 発表時間 50分程度 + 質疑 20〜30分
  • 予備審査では指導教員が全面的に味方になる(?) 発表者 + 指導教員 vs. 副査の先生方,という形で質疑が行われる.
  • 発表・質疑終了後,発表者は部屋の外に追い出され,審査員の先生方のみで審査結果決定のための密談を行われる.
    • 密談終了後,予備審査の結果が伝えられる.OKならば本審査申請に進む.
    • 密談時には学位論文の修正ポイント,質疑時に出なかった質問,コメント等が話し合われる.審査結果と一緒に指導教員から伝えられる(と思われる).
    • 予備審査で得たコメントを学位論文および学位論文公聴会の発表に反映させないと文句が出る恐れがあるので,質疑のコメントはしっかりメモすること.

学位論文の製本について

  • (私の)スケジュール
    • 1月初旬:印刷会社に博士論文の印刷をしたい旨を伝える.
    • 1月中旬:対面での初打ち合わせ.先輩の製本済み論文と自分の博士論文草稿を見せながら打ち合わせ.
    • 1月下旬:タイトル,コピーライト等の情報を確定させる.
    • Under construction
  • 田中研究室では代々津田印刷さんにお世話になっている.
    • 過去の先輩方の製本済み学位論文をお見せすれば,表紙の作成や扉ページの処理など適切に処理してもらえる.
  • 津田印刷さんの連絡先
    • 有限会社津田印刷
    • 京都市左京区岩倉中大鷺町14番地
    • 担当:津田様
    • Tel:075-791-2028
    • Fax:075-701-3628
    • E-mail: info@t-dnet.com

マイルストーン

  • 11/12
    • ひょんなことから田中先生に「 D論草稿締め切りは12月9日なんですよ!」と脅される.
    • 初めてD論執筆を意識.
  • 11/22
    • 田中先生とD論に関する初めてのミーティング.
    • D論受理までの細かいスケジュールを初めて聞く.
  • 11/24
    • 大島さんからD論の原稿(日本語)を受け取る.
  • 11/25
    • D論のテンプレート(日本語)を作成.
    • 「主要論文」「学術報告」の章を書く.
    • 3つ目の研究テーマに関する論文(英語Word)を流し込み,Tex化(ひどい作業だった).
    • 2つ目の研究テーマに関する論文(日本語Tex)を流し込み,図を調整.
  • 11/26
    • 1つ目の研究テーマに関する論文(英語Tex & Word)を流し込む.
    • テーマに関する論文が多いのでマージするのに苦労している.
  • 11/27
    • 1つ目の研究テーマに関する論文のマージ作業が完了.
    • Word → Texのマージ作業はやはりつらい.一番つらいのは表.
  • 11/28
    • 三つ目の研究テーマの和訳作業に入る.
    • 急遽東京から先輩がいらっしゃったので作業を中断.
  • 11/29
    • 三つ目の研究テーマの和訳.2つ目の実験と結論がまだ和訳し切れていない.
    • CHIの論文に所々古いバージョンの記述が残っていて訳が分からないところがあることを発見.
  • 11/30
    • 三つ目の研究テーマの和訳完了.
    • 一つ目の研究テーマの英文の量を見て吐きそうになった.
    • 予備審査申請にはアドバイザ報告が5期分揃っていないといけないことが判明.
  • 12/1
    • 一つ目の研究テーマの和訳を始める.あまりペースが良くない.
    • 修士の時に行った研究と白紙の時の行った研究の整合性をとるのに苦労しそう.
  • 12/2
    • 体調がどうも悪い
    • 一つ目の研究テーマ和訳の5割程度が完了?残り部分になんとか中間諮問会の資料を使い回せないか?
    • 河合さんのお茶席に行って気分転換
  • 12/3
    • 一つ目のテーマの和訳がほぼ完了
    • イントロに関してはゼロスクラッチで書き直した.内容がひどすぎる.
    • あとは関連研究の章のみ.
  • 12/4
    • 関連研究を和訳し再構成した.
    • 関連研究の章はすぐ終わるかと思ったが,論文の全体像を考えながら作る必要があるので意外に時間がかかった.
    • グタグタになったがとりあえずver.0はできたことにする.あとはイントロと結論.
  • 12/5
    • 1章の構成を考えようとするがまとまらない.明日の山名先生とのMTGもこの話は必要なのに…
    • 仙台から友人来る.
  • 12/6
    • 前期のアドバイザ報告のために山名先生とミーティング.
    • 研究会もあり作業はすすまず.
    • 1章としてまとめないといけないことを考え始める.
  • 12/7
    • 研究のフレームワークを示す図を作成.
    • 既存研究と比較した上での研究の位置づけ図に悩む.
  • 12/8
    • 既存研究との比較図は忘れて1章と6章を書く.
    • 明日の専攻会議に提出する資料を準備する(本当に発表論文別刷りは必要なのか?).
  • 12/9
    • 専攻会議に提出.
    • 今後のスケジュールを確認すると「12月中に予備審査するつもりで!論文提出は来週頭で!」と言われる.話が違いますよね,先生?
  • 12/10
    • 3,4,5章のイントロをD論用に削る.
  • 12/11
    • 小休止
    • DASFAA2011がショートペーパーで受理.実績リストに加える.
  • 12/12
    • 序論で用いる研究の位置付け図を作成.
  • 12/13
    • 序論,結論を加筆.
    • 関連研究の章で用いる他研究との比較のための図を作成.
  • 12/14
    • やっとこさできた第0稿の校閲を始める.
    • 3章の校閲を完了.やはり時間がかかる.
  • 12/15
    • 田中先生と予備審査日程について話し合う.どうやら1月中でも良いようだが,早いに越したことはない.
    • 4章の校閲を完了.5章の途中まで校閲を完了.
  • 12/16
    • 5章の校閲を完了.この章に関しては思ったよりも早く終わった.
    • (国立)T大学の応募書類を書き始める.
  • 12/17
    • 研究会そっちのけで(国立)T大学の応募書類を書く.
    • 簡易書留+速達にて書類を送付.忘年会に遅刻.
    • 今日は全くD論執筆やっていない.
  • 12/18
    • 15時に作業開始と思ったら,Mac miniでのD論執筆環境を整え始める.現実逃避.
    • 6章を校閲完了.
    • 大島さんに頂いたtexテンプレートは実はjbook.clsベースに作られたものだったことに今更気付く.
  • 12/19
    • 他の研究と博論研究の位置づけをまとめる図を2章に追加.これで位置づけは一通り書けたことにする.
    • 2章の校閲を完了.
  • 12/20
    • 1章の校閲を完了.
    • 全体の表記,漢字ひらがなチェック,参照番号振り忘れミスを確認する.
      • 「毎,全て,関わらず」など論文誌で修正されたはずなのに漢字にしてしまっている.
      • 章,節,項の使い分けもいい加減だった.
    • ようやく第1稿が完成(ということにする).
  • 12/21
    • 田中先生に草稿,業績リスト,内容梗概のPDFファイルを送る.これを基に学位論文審査委員を組むそうだ.
  • 12/22-23
    • しばし休憩
    • 博士論文が完成したら電子書籍にしたいなぁとふと思いつく.
  • 12/24-27
    • AEARUワークショップ,CHI2011用デモシステムをGoogle App Engineに移植.
  • 12/28
    • 帰省.
  • 12/30
    • 突如田中先生から予備審査の日程を調整し始めたという連絡をいただく.
  • 12/31
    • 予備審査の日程が1/12に決定.そんなに早いの!?
  • 1/1-1/3
    • AEARUワークショップ,CHI2011用デモシステムをGoogle App Engineに移植.
  • 1/4
    • 帰京.
    • 1/14〆切のDASFAA2011カメラレディを書く.
    • SAC2011の発表が3/23で,その日は実は学位授与式だと言うことに気づく.
    • ついでに田中先生がハワイから戻られるのが1/10ということに気づく.予備審査の前に話す時間は無さそうだ…
  • 1/5
    • 予備審査の資料を作らねばならないのにCHI2011のカメラレディを書く.
  • 1/6
    • 博士論文を副査の先生方に渡しに行く(予備審査は12日だというのに…).
    • 予備審査の利用の作成開始.
  • 1/7-1/10
    • DASFAA2011とCHI2011のカメラレディを書きつつ,予備審査の発表資料を作る.
  • 1/11
    • 田中先生に「発表時間は50分ね」と言われる.もっと早く教えてください.
    • 資料の枚数が82枚… 減らさないとね…
  • 1/12
    • 予備審査
    • 発表時間は50分と言われたが当然それ通りに終わらず.結局59分かかった.
    • 主査,副査の先生もあんまり博士論文は読まれてない模様.したがって発表がそのまま博士論文そのものとして審査されているようだ.その証拠として,論文では書かれているはずの実験を「こんな実験はしなかったんですか?」と質問された.
    • 博士論文を読んでいない,発表は初めて聞かれるはずなのに質疑は厳しい.僕が絶対聞いて欲しくない部分を的確に突いてこられる.
    • 目に見える研究成果がそこそこあったため,審査は穏便に終わった.
    • 審査後,主査と副査の先生方で密談.密談で出たクレームは1つ — 彼は英語論文たくさん書いているのに,なぜ博士論文を日本語で書いたの?英語で書いて欲しいのになぁ,ということだった.
    • ということで,残すは博士論文印刷 + 公聴会のみ.
  • 1/13
    • 休憩
    • なにやら審査に必要な書類が不足していると専攻会議で文句が模様.いやいや,全て提出してますよ.
  • 1/14,15,16
    • 17日の強制参加国際ワークショップのために発表準備.
    • 大島さんに印刷業者さん情報をいただく.
  • 1/17
    • 津田印刷さんに初めて連絡.
  • 1/19
    • 津田印刷と初めて対面打ち合わせ@研究室.
    • 初回時に必要な物は草稿,先輩の過去の博士論文.
    • 表紙情報の〆切り(2/8)と博士論文本体データの〆切り(2/17)を決定.
    • 表紙は別に作るのでタイトル情報は早めにfixしてほしいそうだ.
  • 1/20
    • 予備審査の結果報告を田中先生に依頼する.
    • この作業は指導教員が行うそうだ.
  • 1/23
    • 学位論文本審査請求のための書類を以下からダウンロード.
    • http://www.i.kyoto-u.ac.jp/kyomu/local/Dsinsei01/home.htm
  • 1/25
    • 学位論文本審査請求のための書類を情報学研究科事務に提出.
  • 1/26
    • 津田印刷さんに学位論文のタイトル・表紙情報を伝える by email.
  • 2/2
    • 田中先生から公聴会の日程が決定したと連絡を頂く.公聴会は2/9 9:00-10:20@総合校舎111.
    • 田中先生より学位論文調査報告書を公聴会までに書いて欲しいとの連絡を受ける.
      • これは本来公聴会後,提出するものらしい.
  • 2/3
    • 学位論文調査報告書ドラフトを書き上げる.
  • 2/4
    • 公聴会会場の準備の段取りについて同じ日に同じ会場で公聴会を行う他の学生とメールで打ち合わせ.
    • 公聴会発表練習開始.
  • 2/7
    • 津田印刷さんから製本版博士論文の表紙,扉ページのサンプルが届く.
    • 公聴会発表練習.50分の発表練習は大変.
  • 2/8
    • 公聴会前日.
    • 最後の発表練習を行う.
    • 発表資料を25部,回覧用の学位論文を2部作成する.
    • 発表資料はコチラ
  • 2/9
    • 学位論文公聴会
    • 朝9時開始と告知されていたのでギャラリーは少ないだろうと思っていたが,予想外に多くの方が来てくださった.
    • 発表の所用時間は53分だった.
    • 荒れることなく穏やかに終了.
  • 2/10
    • 田中先生から学位審査の結果を聞く.合格しました.
    • 田中先生から公聴会・学位審査時のコメントまとめを頂く.コメントをもとに学位論文を修正してねと笑顔で言われる.
  • 2/14
    • 学位論文最後の修正.最初から通読する.日本語のミスが散見される.
  • 2/15
    • 津田印刷さんとのミーティング.
    • データ(PDF)と印刷した原稿をお渡しする.
    • 何部か一部のページを抜けるかを依頼したところOKだった.
    • 試し刷りした物を2/18前後に頂けることになった.
  • 2/17
    • 津田印刷さんから試し刷りしたものを頂く.
    • 印刷物を確認したところepsの図の文字が一部飛んでいる部分があったので修正を依頼.
  • 2/21
    • 津田印刷さんから修正版原稿を頂く.問題がないことを伝える.
  • 2/23
    • 津田印刷さんから見積もりを頂く.
    • 印刷の種類として「インク印刷」と「トナー印刷」の2種類あることを教えていだたく.「インク印刷」で50部印刷してもらうよう依頼(145ページ x 50部 = 115,000円).
  • 3/8
    • 津田印刷さんから博士論文が納品される.

研究室で学べること

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研究室は研究を行うところだから就職希望の人間にとっては研究以外のことを研究室から学ぶことない,と思っている学生は少なくない気がする.「研究室は研究を行うところである」というのは間違えではないと思う.でも,研究以外のこと学べないというのは言い過ぎだし,むしろ機会損失をしていると思う.

経営理論,マーケティングを学ぶみたいにそもそも研究室で学ぶことができないものはあるけれども,いわゆる社会人基礎力みたいなものは研究室でも学べると僕は信じてる.というか,社会へ飛び出す前の最後の学びの場としての研究室だからこそ研究だけでなく社会に出るための基礎力を養うべきだと思う.以下学べること:

 

  • ロジカルシンキング → 研究の問題整理,課題のブレイクダウン,研究発表の構成作り
  • 抽象化 → 研究の整理
  • プレゼンテーション能力 → 研究発表のスライド作り,研究発表
  • コメント力 → 研究会(ゼミ)などでの質問
  • チームで働く力 → 実験での強力
  • 挨拶,電話のマナー,コミュニケーション能力 → 研究室での挨拶,研究室で電話を取る,先輩・後輩・教員との積極的なコミュニケーション
  • 国語力,英語力 → 論文執筆
  • メールの書き方,議事録のまとめ方 → 研究室で使うメール,ミーティングで積極的に議事録を取る

 

就職のために研究室では学ぶことがない,というのは非常にもったいない.研究室でも十分に社会に出るための基礎力は学べるのだ.どんな環境でも積極的に学び自分を磨こうという意志がなければ,研究室の外に学びに行ってもそんなに得るものはない.結局のところ,成長できるかは自分の意志に係っている.

研究室でも学べることはたくさんあるので,考え方を変えてみよう.そうすれば研究とも楽しくつきあえるはず.