iPhoneに関する見解
先日iPhoneに料金プランがソフトバンクから発表された.
—————————
通話料金 980円
パケットし放題プラン 5985円
その他 315円
—————————
合計 7280円
パケットに関して5985円定額っていうことに最初は「高い」と思った.というのは,ソフトバンクはパケットに応じて請求料金が変動するプランを持ち合わせていたし,そもそも僕は携帯電話でブラウジングなどパケットが大量に発生する行為を行わない,からだ.
「月に1回しかブラウジングしていない」のに5985円も請求される,という事態が起こりえてしまうわけで,Webでは「高すぎる」と主張するユーザが意外と多い.
しかし冷静になって考えてみると,iPhoneは普通のいわゆる「携帯電話」とは違うのだ.僕も携帯電話には無いものを期待しているからこそiPhoneを購入しようと思うわけなのだから.
じゃあ実際にiPhoneライフが始まったらいったいどうなるのか?
外出先でブラウジングをすることもあるだろうし,メールも受信しまくる.GPSを使った位置情報サービスや,それにローカル情報検索とかからめたサービス,インターネット接続を利用した様々なアプリケーションなんかも沢山出てくるだろう.個人的にはいよいよユビキタスサービスが現実的になる感じがしてわくわくしてきた.(こういったサービスはユビキタス研究の世界では既にわんさかある気がする)
ブラウジングなんかしなくてもパケットが飛び交いまくることは想像に難くない.実際に普通にiPhoneでブラウジングしたらどれくらいパケットが普段飛び交うのかが気になったので調べてみると,やっぱり同じようなことを考えている人がいるもんです.有名ブロガーの中島聡さんのブログにその情報があった.
一般的な使い方をして78万パケットらしい.これを定額プランを用いないと月3万程度かかるそうな.さすがにこれを考えると5980円っていうパケット定額プランはよくがんばったなぁって気がする.高い!とは言えない.
もう一度言うがiPhoneは携帯電話ではないのだ.電話の機能はあくまでiPhoneが提供する一機能にしか過ぎない.iPhoneは全く新しいエクスペリエンスを僕らに与えてくれるわけで,それを理解せずに,高い!と思ってしまう人にはiPhoneは向かないんだろう,という結論に達した.
こういう考えからすると,僕はiPhoneは最初のうちはそんなに売れないと思う.WebではiPhoneが売れるか売れないかの議論が行われているが.もちろん一部の先進的なユーザの間では熱狂的に受け入れられるだろうし,ガラパゴス携帯大国には大きな影響を及ぼすとは思う.現にメディアはiPhoneを過度に意識しているし,それはキャリアも同じ.
最後にiPhoneの魅力に関して一言二言.
メディアとかキャリアとかはiPhoneの最大の訴求ポイントは
●革新的なタッチスクリーン
とかなんとか言っているけど,それは大きな間違いと個人的に思う.
初めてiPhoneが登場したときはあのマルチタッチスクリーンにはかなり驚いたし,その要素がiPhoneの魅力の一つであるとは思うが,僕が思うにiPhoneの魅力っていうのは
● モバイルアプリケーションとして魅力的な実行開発環境を備えていること
かなぁと思っている.前者に関してはiPhone用に世界中の開発者たちが面白いアプリをほとんど無料で提供してくれるというものだ.docomoの携帯でもiアプリとか作れるけど,機種依存が多いだろうし,しかも圧倒的に開発者コミュニティが小さい.iPhone用のSDK(開発キット)も10万件以上ダウンロードされているというし.ソフトウェアの力でデバイスがより魅力的になるというのが嬉しい.中身が全く変わっていないのに外見が少々変わってそれで「夏モデル」とか抜かしている日本の携帯電話からはほど遠い.
あとは誰も言わないし僕だけかもしれないけど
● あのAppleの製品だから
っていうのは大きいなぁと思う.Androidは試みとして良いとは思うけど,それが乗っかった携帯電話なりスマートフォンが出たとしても僕はAppleだからという理由でiPhoneを買う.
以上駄文なり.

