かっこいい研究者

研究者とはこうあるべきだと言ってしまうと価値観の問題が関わってくるが,
僕の個人的な思いとしてのかっこいい研究者は

  1. 心の底から解明したい,解決したいという問題があり,それに対して徹底的に本質を捕らえること
  2. 解明,解決しようとしていること(したこと)が先進的であり,素晴らしいくらい重要であること
  3. 他人から「お前ちょっとこだわりすぎじゃねぇ?そんなの無理だよ」的なことを言われても怯むことなく徹底的に自分のしたいことをやり通し続けること

という風に思っている.

今日研究室のO先生と議論になったとき,1,3に関しては同意をしていただいたが,2に関しては意見が分かれた.「素晴らしい」ということがお互いの間でポイントとなって,僕は「素晴らしい」ってことが自分だけが思っているのであれば結局自己満足にすぎない.自分が研究に満足し没頭するというのは必要条件であることは間違いないが,やはり世の中の人に

「素晴らしい!これは人類のために役に立つ!」

と言わせなければだめだ,という主張をした.
がO先生は

「それは違う.そんなの影響されずにこだわれるかが重要」

と主張された.

あとでよく考えてみると色々思うことがあって,「世の中に素晴らしいと言わせる」のなら良いが「素晴らしい言ってもらう」的に考えるようになると,こだわりを妥協して自分の研究を世の中のニーズにすり合わせてしまう恐れもあったりする.そうすると世の中的には良いかもしれないけど,普通の研究者に成り下がってしまう.ただやっぱり個人的にはデファクトスタンダードになるような思想を提案できた人がかっこいい研究者であって,そのためにも研究(思想)を世の中に発信する必要はあるとは思う.何も考えず自分の研究にこだわって,すると周りが勝手についてくる的なことが一番理想的なんだが,自分の研究を発信しないと勝手に人がついてくることなんてありえない.

それが目標となると今度は世の中のデファクトスタンダードとなるものを打ち出せてしまえば,自分が慢心してしまってそこで終わってしまうというのもあるような気がして・・・

やはり「世の中をぎゃふんと言わせるように発信する」というのは考えずに雑念に振り回されることなくひたすら研究に邁進すべきか.地位とか名誉に僕は目がくらんでしまっているのだろうか,やっぱり...

Leave a comment

Your comment