申請書はちゃんと読まれている?
急遽教授から頼まれてある申請書の一部分を書くことになった.大学の研究室の運営ってのは教員の方々が申請する科研費やその他プロジェクトから支給される金で支えられているので,申請書を書くっていうのは非常に重要な作業なのである.当然教員方もかなり真剣に書かれる.僕もあんまり適当には書けないので,それとなく時間を割いて書いたが,こういう申請書は書いたことがないので相手の顔が想像できなくて何を重要視して書いたらいいのかあんまりわかんなかった.それはどうでもいい話で,できあがった資料は70ページ以上に及ぶものであった.
「こんなの正直誰が読むんですか?審査委員は真剣に読んで評価しているんですか?疲れるじゃないですか?」ってことをぶっちゃけ教授に聞いてみたところ,「それはその通りで向こうはどんな読み方をしているか分からない.3枚の簡潔な資料と75枚の資料だったら明らかに読むモチベーションは違うよねぇ.でも申請者側はそんなことは言っておれず,漏れが無いように書かねばならない.穴をつつかれるのは簡単だから」とおっしゃっていた.うーん,やっぱり読む側も大変で,ともすれば適当に読んでいるのかも知れない.通るのは運の要素も入るってものだ.
今日はこの仕事とは別にあるところに別の奨励金受け取りの手続きに行ってきた.これは大学とは関係なく僕が参加しているグループで申請したベンチャー奨励金に関してであり,たまたま出したら採択されてしまった.本当にすんごい適当に書いたので採択されてしまってすごく不安になっていた.審査委員の目利きがしっかりしていなかったのか,それとも僕の申請書を書くのがじょうずだったのか(笑)
で奨励金手続きをしにいったときのこと,審査委員の代表者の方が過去の採択プロジェクトの話をしてくださったのだが,その中に2chで有名なあるIT企業の名前が出てきた.この企業,怪しげな上場の仕方,株取引で一部の人たちの間では非常に有名で前日も後輩とその話をしていたところであった.上場時から株価も暴落し続け,上場してから何も生産していないという企業なのに,そういうベンチャーをサポートしてしまった今回の○○ベンチャー奨励金の主催者,そのブラックベンチャーそういう自体に陥っているにも関わらず「見習って頑張ってください」とおっしゃっている主催者.なんだかベンチャー支援やっています!ってところで世間からの注目を引きつけようとしているだけで,その後のことなんて何にも考えてない.なんだか情けなくなりました.今回僕らはそういう方々に採択されたので僕らも「内容がきちんと読まれて,ある程度認められた」とも思えなくなりました.怪しい限りです.採択された方からすればお金を貰えたのでとりあえずは良かったのかも知れませんけど…
採択者側は厳選に評価すべきだし,採択するのであれば責任をもたねばなりません.当たり前ですけど..

